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雑誌 経済界様 掲載内容

掲載内容ご紹介

海外から火が付いた
北の新たなブランド「北海道霊芝」

央幸設備工業は1968年創業、空調や給排水関係の施工・管理を生業としてきた北海道での同業界の老舗の一つである。 今年創業51年目となる同社の創業者であり、現代表取締役会長である尾北氏のもう一つの顔は霊芝事業である。
霊芝とは紀元1世紀頃に記された中国初の本格的医薬書「神農本草経」で命を養う「上薬」に分類され、現在に至るまで 健康補助食品などに広く利用されてきたキノコ。いわば高付加価値林産物であり、尾北氏は元々関心を持っていたが、 栽培をするためには自身の最も得意とする空調技術が重要なポイントであると知る機会があり、それ以来、 尾北氏は本業の傍ら霊芝の研究に打ち込み、試行錯誤の末に現在の地位を築くことになる。

央幸設備工業で2004年から霊芝の培養と栽培に関する実験を開始し、05年には独自の空調管理体制による本格的な 人工栽培に成功。生産を軌道に乗せると同時に加工と販売を手掛ける北海道霊芝を設立し、06年に製品開発に着手、 翌07年には煎じ茶、ティーバック、サプリメントの製品化にこぎ着け、生産から加工、流通までをカバーする一貫事業体制を構築してきた。
その後もさらなる研究開発が進められ、国立研究開発法人産業技術総合研究所との共同研究を実施した成果として 栽培技術に関する特許を取得。同社の霊芝関連商品の品質の高さは折り紙付きで、10年には、 財団法人日本食品分析センターが同社の霊芝のβグルカン含有量が100グラム中に55~60.6グラムと国内トップクラスであることを証明した。
同じ年には、財団法人日本穀物検定協会北海道支部から道産食品として認証登録を受けた。 さらに翌11年には、同社の「鹿角霊芝カプセル旺煌」他一連の商品が札幌商工会議所から北のブランド2011に選ばれ、 現在に至るまで各認証とも継続している。販売も徐々に拡大してきており、現在はアメリカ・シンガポールの他、 十数ヵ国向けに販売している海外比率が高く、今後は国内向けの販売も拡大していく予定である。
事業拠点の拡大も進行し、15年には尾北氏の故郷であるかつての炭鉱場の町・美唄市で廃校となっていた小学校を 市より購入し、改修後の16年より栽培・加工・製品工場として従来の北広島市の事業所に加え、新たな拠点として稼働を開始している。
栽培から加工、製品までの一貫体制も開始から数年が経過し、17年には農林水産省基準である有機JASの栽培・加工の 認証を2拠点とも取得、製品の信頼性がさらに高まっている。
尾北氏の今後の構想は美唄工場の充実であり、量産性の高い製造用機械も、今冬に導入。人員も増強し道内の企業とのコラボレーション により北海道経済に貢献したいと考えている。 また美唄工場の広大な土地を生かして美唄市の人たちと協働して地域復興・活性化にも取り組むべく活動を開始している。

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